「自分は騙されない」。そう信じていた私が、なぜ125万円もの契約を結んでしまったのか。
それは、冷静な判断を狂わせる「承認」という名の甘美な罠から始まりました。長年かけて築き上げた独自の記憶法。それが「素晴らしい」と称賛された瞬間、私の理性はどのように霧散していったのか。
これは、一人の愚か者が陥った心理的な罠を、自らの手で解剖した「観察記録」です。これから何かを成し遂げようとしている方々、そして「自分は大丈夫」と思っているすべての方に、私の125万円の学びを無料でお伝えします。
2024年11月「甘い罠:称賛」
一本の電話がかかってきました。
『いやー、あなたの商品を見ました。これ、あなたが考えたんですか?』
そう言って、相手は感心した様子で褒めてきました。
私が独自の記憶法を商品化した際に、そんな『不明な電話』がかかってきたのです。
私は思いました。
「なんだろう?購入したいのかな…?」
でも少し怪しい感じがしました。
そう思いつつも、褒められて悪い気はしなかったです。
「どちら様ですか?」と尋ねたところ、相手は『ウィー・アー』という広告会社でした。
「当社の上司も、あなたの商品を見て非常に感心していました!」などと話していました。
「お話だけでも聞いてください。無料ですし、役に立つと思いますよ」と言って、ただ褒めるだけでなく、強烈に「会いたい」と迫ってきました。
その結果、私は営業マンと初めてお会いすることになりました。
ファミレスで話を聞くと、『潰れる会社は広告が弱いんです!』との巧妙な説明を受け、華々しい成功事例が紹介されました。
つまり、我が社で広告を出さないかという提案でした。
「あなたの商品なら売れる可能性がある!」と背中を押され、私はその場で契約を結んでしまったのです。

「二度目の接触:『特別』という名の毒」
しかし、翌日冷静になって考え、断りの連絡を入れました。
「何しろ、まだ初めて出したばかりで何のデータもなく、いきなり広告を出すのはリスクが高すぎる」と伝えました。
すると、解約の件は構わないから、ぜひもう一度会ってくれと熱心に訴えてきたので、そこまで言うならもう一度だけと会いました。
そこで広告会社が出した提案は、『社長に怒られる覚悟で特別に半額にします』というものでした。
もちろん全額会員よりは制約があるものの、同じ広告を出せるという特別感がありました。
そこまで言われたら契約せざるを得ず、結局契約をしました。
しかし、半額でも125万円です。
解約可能期間であることを確認し、僕は電話で断りを入れました。
受付は『担当者が連絡します』と言って切りました。
後ほどセールスの人が電話してきて、今度は涙っぽく訴えてきました。
僕は「違約金を払っても構わないから解約したい」告げると、
その営業マンは
「違約金を払うくらいなら絶対やった方がいいですよ!」とはっきり言いました。
その言葉に押され、『よし、こうなったら賭けだ!』と開き直って、断りはやめてしまったのです。
「やる気のないデザイン」
その後、その広告会社と打ち合わせして、注文した一枚広告の完成写真を見たら、なんというかショボいデザイン。
素人でもこれ以上のものは作れるぞ、と思いましたが、一旦はそれでGOしました。
ですがやっぱり全然クリックは悪く、ボクはそれ以降自分で広告写真を作りました。
それにしても、期待していたより遥かに反応が悪いです。
電話で問い合わせて後から分かったことですが、インスタグラムの広告は、一瞬画面に映っただけでも一回の広告とカウントされるそうです。
なんというハードルの高さでしょうか!
それに、『もう一度セールスの人と話がしたい』と伝えても、契約上、二度とコンタクトを取ることはできませんと言われました。
電電子契約を見直すと、改めて感じたのは。
彼らの会社が不利になるようなことは、あらかじめ発生しないように、巧妙に先回りされた文書だったということです。
「残されたローン」
僕の契約は最長5年契約で、まず最初の1年間の広告料を5年払いです。
先月1年が経過し、先方から『最初の契約の1年が終わりましたが、継続しますか?』と連絡がありました。
(まったく売れませんでした)
僕は『もうこれで終わりにします』とだけ伝え、電話を切りました。
この後、残りの4年間のローンを毎月払い続けることになります。
[本文終わり]
そう、これが僕の失敗談です。振り返ってみると、当時の私は過剰に褒められることに舞い上がってしまい、冷静な判断を欠いてしまったのかもしれません。周囲のアドバイスに耳を傾け、慎重に考えるべきでしたが、その時は「特別な機会を逃したくない」という気持ちが強く、判断力が鈍ってしまっていました。
今では、この出来事を踏まえて、より慎重にビジネスを進めています。失敗は誰にでもあることですが、それをどう活かすかが重要だと痛感しました。これを読んでいる皆さんも、僕のように同じ過ちを繰り返さないように気をつけてください。
#失敗談 #営業トーク #注意喚起
「クーリング・オフは、ビジネスの戦場では機能しない」
最後に、今回の失敗からの教訓。
「契約」が発生する場面で、
(解除期間があるから、ひとまず契約しても問題ない)
と考えてしまいました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
経験豊富な営業マンほど、こう考えています。
(その場で契約させたい!)
- 一定数はキャンセルされる
- それでも残る顧客から利益を得る仕組み
要するに、契約さえ取れれば勝ち。
クーリングオフは崩れるのです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「個人」か「事業者」か
一般消費者(BtoC): 「知識がないので守りましょう」
事業者(BtoB): 「プロ同士の契約なのだから、判を押す前に自分でしっかり確認したはずだ。だからクーリング・オフは適用しない」
事業での契約ではクーリングオフは適用されない場合もあるので注意が必要です。




