
今回は、ガソリンスタンドでの取り忘れるお釣りについて考えてみましょう。意外と多く、取りに来ないケースも頻繁に見られます。
① 昨日はなんと…
[ガソリンスタンド]
バイトのメイメイがレジを締めながら首をかしげていました。
メイメイ
「カツヤさん、昨日は驚きましたよ!」
「7,000円と8,000円のお釣りを取り忘れた人が2件もいました。」
カツヤ
「……合計で15,000円か。」
しかも——
取りに来ないケースが多いのです。
メイメイ
「どうしてでしょう?目の前にあるのに。」
カツヤ
「人はな、“終わった”と思った瞬間に次へ進むものなんだ。」

② 完了の錯覚
給油をする。
支払う。
レシートが出る。
——この時、脳は「完了」と判断します。
カツヤ
「目的は“支払いを終えること”だろう?」
「お釣りは副産物のように扱われる。」
メイメイ
「だから見えていても、認識されないのですね…?」
「そう、注意がもう解除されているんだ。」
不注意ではなく、構造的な問題です。
疲れている夜ほど起こりやすく、急いでいるときには特にそうです。

③ 取りに来ない理由
メイメイ
「でも、気づいたら戻ってくることもありますよね?」
カツヤ
「戻る手間と金額を天秤にかけているんだ。」
「それに“自分が忘れた”と認めるのは、少し痛みを伴う。」
人は合理的であり、少し面倒くさがりでもあります。

④ まとめ
もしあなたが現金で給油する場合——
「自分は大丈夫」とは思わないでください。
これは注意力の問題ではなく、脳の仕組みです。
“終わった”と感じた瞬間こそ、一呼吸おいて、お釣りを確認しましょう。
そして——
人生においても、「もう終わった」と思った瞬間から、何かを取り忘れているかもしれません。

おしまい
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