携携帯を家に忘れると、「次から絶対に出かける前に注意しよう!」と固く誓います。また、運転中にヒヤッとするミスをした時は、「もっとテクニックを磨こう」「意志の力を強くしよう」と反省します。 でも、悲しいことに……気がついたら、また同じミスを繰り返してしまうんですよね。
「自分はなんて意志が弱いんだろう」と落ち込む必要はありません。 実はこれ、意志が弱いからではなく、そもそも「意志に頼ること自体」に無理があるからなのです。
昔から、絶対にミスが許されない航空業界や医療機関では、事故防止において「意志より構造(仕組み)」が重要視されてきました。人間の注意力や判断力には限界があるため、人に頼るのではなく「仕組み」に任せるのです。
- 物理的な制限: 押し間違いを防ぐためにスイッチの形を変える。
- 強制的な通知: 異常があれば自動で警報音を鳴らす。
これを私たちの日常に応用すれば、人生はもっと楽になります。 携帯電話を忘れないためには、「気をつける」のではなく、「嫌でも忘れない構造」を作ればいいのです。
運転のミスも、禁酒も同じです。「我慢する」「気をつける」という意志の力は消費されやすく、疲れているとすぐに底を尽きてしまいます。
『今日はお酒を控えたい!と思った時、以前なら握りこぶしをぐっと握って自分に誓っていました』(握りこぶしメソッドと呼んでいた)実はこれも心理学的には効果があるのですが、それでも負けるときはある(苦笑)
それよりも強いのは、構造なんですね。
何かを継続したい時も同様です。 その日にやることを一覧にする、地味だけど強い。
もし、あなたが今「何かを変えたい」と思っているとしたら。
不確かな「意志」で勝負しますか? それとも、確実な「構造」を作りますか?

追記
「構造」を作るのは、自分を厳しく縛り付けて、苦しい我慢をするためではありません。 毎日少しでも進めたい大切な作業や、日々のルーティンを「守るため」です。
例えば、毎朝のルーティンを確立することで、1日のスタートをスムーズに切ることができる。
特別な日には思い切り楽しむことができ、心からリラックスする。
賢く仕組みを作って、身軽に生きていきましょう。





