イッシンは夏になってスイカを食べると、ふと思い出すことがあります。
それは小学生のころ、友達のうちでスイカを出してもらって食べたときの事です😊
🍉イッシンが食べ終わって、その残りの皮を見て友達のお母さんがクスッと😆笑いました。
イッシンはいつものクセで赤い部分が無くなるほどスイカを食べたんですよ。
それで家に帰ってからおふくろにそれを話したら、そこでも恥ずかしそうに『まったく』と言って笑われてしまいました😁
こういうの、「育ちの悪さ」と言うんですかね😅
イッシンにとって40年も前のことで、友達とも付き合いはなくなりましたが、
なぜかスイカとともにそんな他愛もないことを思い出してしまいます。
その時の友達の母さんは今なら、80過ぎです。
もしかしたら、イッシンが思い出したように、
「そういえばあの時の子は皮が薄くなるまで食べたのよねえ」
なんて、あの方も思い出してくれたら面白いな、などと考えるのでした。
[第二部]
✦『補足』スイカをきれいに食べると?
スイカの赤い部分にはリコピンなどが多く含まれています。
そして意外なことに、赤い部分の外側にある白い部分にも「シトルリン」というアミノ酸が含まれています。
シトルリンは体内でアルギニンなどに関わり、血管や血流との関係が研究されている成分です。
ということは、イッシンは知らずに奥まで食べてたんですね。
「残さず綺麗に食べる美学」
大人になると、つい世間の体裁が気になります。
ですが、子供の素直な食欲がスイカの皮を薄くしたあのワンシーンは
昭和の夏の小さな記憶なのかもしれません。
✦現在のスイカ事情
1970年から1980年代のイッシンの子供時代は、毎年夏になると普通に冷蔵庫にはスイカが入っていることが多く、おやつや食後に食べていました。
農畜産業振興機構によると、現在スイカの消費量は減少傾向にあります。
摂取量が、年間平均一人1.5キロなどと言われております。
(統計の平均値はあくまで全体をならした数字です。まったく食べない人も、年間7キロ食べる人も含まれています。1.5キロピッタリ食べる日本人はむしろ少ない(笑))
食べ方も、当時のような一玉買って冷蔵庫で冷やして家族や友人と食べるシーンではなく、一人用カットスイカ、一口サイズの商品が売れるようになりました。
また、昔に比べて夏に楽しめる果物や菓子、冷たい食品の選択肢そのものが増えました。
昭和のスイカは、単なる果物と言うより「夏の家庭風景」の一部だったんですね。
✦「コイサンマン」
名作映画『コイサンマン』(The Gods Must Be Crazy)を覚えていますか?
舞台となったアフリカ南部のカラハリ砂漠には、スイカの仲間である野生のメロンが自生しています。
雨が長期間降らない乾季では、こうした果実や植物の根・地下茎などが、そこで暮らす人々にとって重要な水分源となってきました。
補足(ただし、現在私たちが食べているスイカの直接の祖先については研究が進み、近年ではスーダンの「コルドファン・メロン」が最も近い系統と考えられています。)
そこでは水道はおろか、川も井戸もない過酷な乾季においては、そこで暮らすサン人たちにとって野生のスイカは命をつなぐ「天然の水筒」だったのです。
私たちのスイカは長年かけて品種改良されてきたものです。
近年は皮がゴミになるということで敬遠されるそうですが、実は外皮以外無駄なく使える野菜なのです。
赤い部分を楽しんだ後は、外側の外皮を包丁で剃り落として白い部分をスープ、炒め物、塩漬け、ピクルス、などにできて応用いろいろ。
こうして、丸ごといただくことは植物本来のルーツに対する最高のリスペクトですね!
もっとも、イッシンの場合はただの「食い意地」だったことをお伝えして終わらせていただきます。
[終わり]
#昭和の夏 #スイカ #コイサンマン






