郊外にある小ぢんまりした『矢波ラボラトリー』では
調子のよい日々が送られています。

猫好きのミエチャンが楽しそうに話しかける、
「昨日5階のベランダから見下ろしたら猫がみえたのよ、ついつい眺めてたら次の瞬間猫が上を見上げて真っ直ぐ私と目が合ったの!」
「まるでファンタジーね。」

「それは……静かに震えるほど、すごいよ。
5階だもんね。
人間なんて、ただの風景の一部。
その高さから「視線」を感じ取って、猫がふっと見上げる――」
偶然じゃなく、意識が合った瞬間なのよ。」

それを聞いていた三瀧が言いました。
「知らないのか?そんなのちゃんと説明がつく現象だよ!」
猫は常に周囲を警戒している、その時も定期的に上を見ただけなのさ、
そして目が合ったと思ったのも、視線一致錯覚といって距離があるほどそう感じるのさぁ」「偶然ではなく必然で説明できるのだよ」


「あんた、オブラートって知ってる?」
そう言って三瀧の顔にオブラートを被せました。

まとめ
真実を伝えるのは大切ですが、本人がファンタジーのときは、そっとしておくのも思いやりです。

心理学 #観察 #現象